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実り秋色 中山間地や高原の畑に秋をたずねて

案山子の独り言

実りの秋が来た。彼岸も過ぎると案山子の役目も終わった。

気まぐれ爺さんがひとりやってきて二本足で並んで立った。

みんな黙っていると帰っていった。

ご苦労さんと聞こえたのは空耳か、それとも稲穂の声か。

秋いろいろ

実りの秋とはいえ、トマトやキュウリにナスなどはハウス栽培が多くなったようだ。

イチゴはもちろんだが、標高が1000㍍を超える高原の畑で、年中ハウスでホウレンソウを育てている産地があった。

そこから谷川の渓流を隔てた対岸の高原の畑は、関東ではよく知られている塩原大根の産地だった。

ここに来る途中ズ~ット下の方の道の駅を、誰が言い出したのか、ダイコンの駅と呼んでいた。

ワカリヤスイ!

 

間もなく高い山々の頂は新雪で白く化粧するだろう。

農家を訪ねると家の前の畑に露地栽培でさまざまな季節の野菜が実りの秋を見せてくれた。

晩秋の里山の色をすこ~し見ることができた。

地図に境界線はないが中山間地と高原の畑では環境条件はずいぶん異なるようだ。数多い野菜の中から適応品目を年月をかけて見つけ出し、特化して育て、名実共に地域のブランドとしてしられている産地も訪ねることができた。

12月1日から特別栽培農家の下仁田ネギが生産組合指定の専用緑函に収められて出荷されるそうだ。種を蒔き、苗を育て何度も植え替えられて、14ヶ月たって出荷するという。

栽培計画から出荷までこれほどきびしい管理と手間をかけた野菜があることにおどろく。

品質保証ネギだ。

小さな山村が誇る大きなブランド野菜だ。

 

今年も下仁田ネギと昭和村で見つけたリンゴ名人の群馬名月は味わいたい。果樹園で「食べてみろ」と、さりげなく言われて食べてみた時から、勝手に名人ということにした。

標高2000㍍近い那須連山に11月はじめ初雪が降ったとう。

浅間山麓の嬬恋村や八ヶ岳山麓の標高1300㍍前後の野辺山高原の村々も、やがて長い冬がやってくる

川上犬のゲンリュウは寒さに強いかナ‥‥。

無口なワン公!

昭和村の純情ニャンコ

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